ムーンショット計画を一言でまとめよう。
2050年までに、人間が脳だけで生きられるような社会を形成することを目標とした、内閣政府が公式に発表した計画である。
2020年1月「第48回 総合化学技術・イノベーション会議」で策定されたものだ。
まるで映画のような目標だが、既に計画は始まっている。あなたの身の回りでも、留まるところを知らない新型コロナウイルス流行により、リモートワークやキャッシュレス化など、あらゆる「新時代の生活様式」が自然となったきたのは言うまでもない。
ムーンショット計画の概要
「Human Well-being(人々の幸福)」を理想としている。
こう見ると一件聞こえはいいが、このムーンショット計画の遂行に達成すべき6つの目標として、内閣は以下の6つの目標を発表。
- 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の成約から解放された社会を実現
- 2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
- 2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と矯正するロボットを実現
- 2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
- 2050年までに、未利用の生物昨日等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
- 2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用粒子コンピュータを実現
- 2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現
これらの目標を掲げ、2050年までにあらゆる制約から解放された社会実現を目指している。
なんとなく内容は理解できるが、難しくてピンとこないので、もっと簡単にまとめよう。
- VR社会の実現
- 人類長寿社会の実現
- パートナーロボットの実現
- 循環するエネルギー
- 地球の再生
- コンピューター革命
こういうことだ。2019年に行われた分科会では、さらに踏み込んだ議論もあったようだが、達成可能な目標に絞ってまとめられたのが、この6つだ。
それぞれを深堀りしていこう。
ムーンショット計画①VR社会の実現
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
内閣の資料を読めば読むほど、理解できなくなってくるこの目標。
特にこの第一目標は、最もインパクトが強く衝撃的な内容となっているので、詳しく見てみました。そうすると、こんな内容が出てきた。
- 2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
- 2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
- 2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
- 2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する
全く意味がわからないのはあなただけじゃない。ボクもだ。理解不能だ。
ただこの資料にはこんな画像が添付されていたので、そちらをご覧いただこう。
『トランスヒューマニズム』という言葉はよく聞いたことがあるだろう。まさにそれが起こっている。
人類と機械の融合だ。
また、人間一人がVR空間を活用することで、同時に10体のアバターを操作しあらゆる制限から解放されるシステムを構築するとあるが、これはあくまでムーンショット計画第一目標に向けての基盤であり、2030年までに実現する。と書かれている。
一体、ボクたちに何が起きるというのか…この真実は、今後10年以内にわかってくるのだろう。
ムーンショット計画②人類長寿社会の実現
超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
これは、簡単に言えば「この世から病を消し去る」ということである。
内閣曰く、2030年までに人間の臓器を完全に解明することで2050年には病気を発症する前の「まだ助かる段階」、いわゆる健康な状態にまで引き戻す方法を確立する。とのことだ。
これにより、2040年までには人類長寿社会が確立し、誰もが100歳まで生き続ける社会が完成するのである。
ムーンショット計画③人類と機械の融合
2050年までに、 AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
これも難しいが、要は「ドラえもん作るよ」ってことだと思う。
まあ見た目はドラえもんではないし、秘密道具なんかは持っていない。ここでいうロボットとは、違和感なくAIロボットと共存する世界をつくる、ということだ。
実際、ボクたちがコロナで騒いでいる間にもAIの開発、技術は格段に進歩している。
Amazonが開発したロボットは、既に一部の州で公道を走ることができるようになっていたり、
中国にて、除菌活動を行うロボットの社会実装がされていたり、
コロナによる医療現場の圧迫、人材不足などを補うためにロボットが派遣されてたり、
ボクたちの気づかぬうちに、人類とAIロボットの共存は当たり前になりつつあるのだ。
ムーンショット計画④循環するエネルギー
2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
資源循環技術とは、要するに「超高度なリサイクル技術」と言えばわかりやすいでしょう。これにより廃棄物を減らすことで地球環境破壊のもとであるCO2の削減を目的としている。
この技術は、2030年までに開発。2050年には大規模工場、製品を世界に普及させるらしいのだが、これは専門家の間で議論を読んでいるのだそうだ。
というのも、環境破壊の原因はCO2ではない。温暖化なんて起きていない。という主張をする専門家も一定数存在することから、環境破壊を謳うことで儲かる裏の存在が懸念されている。
実はこれ、嘘でもなんでもなくて結構濃厚な説なのです。気になる人は調べてみてください。
ムーンショット計画⑤地球の再生
2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータ を実現
これは目標4の循環エネルギーによる環境汚染対策と少し被っている点が多いため、簡単に説明しよう。
この目標5「地球の再生」で掲げられるのは、本来あるべき地球へ戻すための技術革新を行う。である。現在地球上に生息する多くの植物は、気候変動に弱く化学肥料を必要とする人工植物が多い。
この問題を根本から解決し、自然のままの植物に戻そうというのだ。しかしだ、自然の再起において人工的な技術が関与した時点で、自然とは言えない気がする。まあ、地球環境がよくなるなら、多分良いのだろう。
ムーンショット計画⑥コンピューター革命
2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサステイナブルな医療・介護システムを実現
「誤り耐性型汎用量子コンピューター」というなんとも難しい言葉で語られるこの目標。
簡単に言うと、現在のコンピューターを遥かに凌駕する計算能力を有したコンピューターのことを指す。
現在、世界の核とも言える重要な役割を持っているコンピューターの性能を格段に飛躍させることで、あらゆる技術革新をもたらせるという算段だ。これまで人類が解けなかったあらゆる問題が、瞬く間に解決されていくことになる。
最も大事なのは、この技術革新により誰が最も得をするのか、ということ。これがわかれば、自ずと内閣政府を操る裏の存在も見えてくるのは間違いない。
ムーンショット計画は既に実験が開始されている
2020年5月27日。とある法案が可決された。
「スーパーシティ法案」だ。これは、自動運転や完全キャッシュレス決済、ドローン配送、遠隔教育、遠隔医療など、誰もが想像できる完璧なSF世界の実現。
要するに未来都市計画である。
これはいつもの事なのだが、今世界中でコロナの報道が続く仲、裏ではとてつもないスピードで世界が動いている。このスーパーシティ法案も、可決前には一切報道されていなかったにも関わらず、可決された翌日には「スーパーシティ法案が可決されました!あなたはこの法案、どう思いますか!?」といった報道が相次いだ。
何を今さらという話なのだが、これは今に始まったことではない。目くらましを用意し、裏で確実に世界を動かし、世界中の人々はただそれに付き従うのみである。
そしてこのスーパーシティが、ムーンショット計画の実験だと言われている。それもそのはず、誰が考えてもわかる通り、このスーパーシティを日本全体で実現しようとするのがムーンショット計画なのだから。
ボクの考察
まだこの話をしても、ほとんどの人は「へえ〜そうなんだ〜」と、作り話を聞く程度でしか耳を傾けてはくれないでしょう。
人間が機械と融合するわけがない、仮想空間への移住?そんなの映画の世界だけだよ。自動運転くらいならいずれ来るだろうね〜。と、真剣に考える人はまだいない。
しかし、このムーンショット計画は日本だけではなく、今確実に世界全体が向かっている未来像だ。人間社会に溶け込む人工知能、コロナによる生活様式の変化、インターネットを通した監視社会。
エドワード・スノーデンが暴露した通り、現実では考えられないような出来事は、既にもう目の前に存在している。全ての人は監視されている。その監視は今後も止まることなく続いていくだろう。都市伝説界隈では有名な、人間選別。これは「ムーンショット後の世界で生きるべき人々の選別」なのかもしれない。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
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