シンプソンズを見ていると、この作者は裏で世界を操る組織の一員なのではないか、と思わずにはいられません。
1989年に放送開始されたシンプソンズは、2021年8月の現時点で、32シーズン、690話に及び、世界のあらゆる出来事を予言、的中させてきました。
今回は、そんなシンプソンズの有名な予言を紹介していきたいと思います。
アメリカNSAのスパイ活動
スパイ活動も、シンプソンズの目を盗むことはできませんでした。
2007年に公開された映画版シンプソンズでは、アメリカ国家安全保障局(NSA)が、シンプソンズ家の会話を盗聴しているシーンがあります。
その6年後、あの世界を騒然とさせた告発劇、元CIA局員エドワード・スノーデンによるNSAのスパイ活動が世の中に知れ渡ることとなったのです。
ノーベル賞受賞者を予言
2010年のシンプソンズで、「誰がノーベル賞を受賞するか」を家族で予想するシーンが描かれていたんですね。その中の候補者の一人に「ベント・ロバート・ホルムストローム」という経済学者が記載されているんですよ。
この人は、現在マサチューセッツ工科大学で教授を務める実在の経済学者なんですね。そしてこの6年後である2016年。ロバートさんは、ノーベル経済学賞を本当に受賞してしまいました。
しかも、シンプソンズに登場した候補者リストには、カテゴリーもしっかりと記載されていて、画像の左側には「Economics」と描かれています。これは「経済」という意味で、ロバートさんが受賞したのは経済学賞なんです。
『ザ・シンプソンズ』ではキャラたちが、ノーベル賞受賞者の名前を予想するシーンがあるのですが、そこにベントさんの名前も載っています。
ディズニーのFOX買収
1998年11月に放映されたシーズン10 / エピソード5の“When You Dish Upon a Starでは、20世紀フォックスの看板が街中に出てくる場面があるんですよ。その象徴的エンブレムの下には、「ウォルト・ディズニー社の子会社)」と刻まれているんです。
そしてその11年後である2019年、ディズニーが「フォックス」を買収します。
あの誰もが見たことのあるFOXが、ディズニーに買収されるなんて、当時は誰も考えていなかったはずなんですけどねえ。
アメリカ同時多発テロ
これはシンプソンズの予言の中でも最も有名な、1997年9月に放送されたシーズン9 / エピソード1です。
この内容が、アメリカの同時多発テロを暗示していると言われているんです。『9ドル、ニューヨーク』と書かれたパンフレットが描かれたシーンがあるんですが、その絵を見てみてください。9ドルのすぐ後ろにワールド・トレード・センターの二棟が並んでいます。ビルはシルエットになっていて、よくみると数字のように見えてきませんかね?
これを数字として見た場合、9.11と描かれているんです。
あくまで偶然かもしれないんですけど、ニューヨークと9ドル。そしてシルエットで描かれたワールド・トレード・センター。ここまでわかりやすくデザインできるのは、あまりに不自然です。
ドナルド・トランプの大統領就任
トランプの奇抜なルックスや、そのうぬぼれた性格は、世間から多くの笑いを取っていました。
しかし、2003年に放送されたエピソードで、シンプソンズはこのトランプが大統領になることを予言しています。
この予言は、まるで未来をそのままアニメ化したほどの精度で予言していて、マジでヤバいんです。まず見てほしいのがこのシーン。
全くおなじなんですよ。しかもね、細かく見るともっとヤバいのがあって、画面左側の黄色の紙を見てほしいんですよ。
落ちるんですよ。じゃあ、シンプソンズの映像。
落ちるんですよwwwwヤバくない?ww
マジでこれ見た時はほんと鳥肌止まんなくてヤバかったですわ。
カマラハリス副大統領の予言
2021年1月20日に行われた、アメリカ大統領就任式。
そこには、アメリカ人女性初、同時に黒人初として副大統領に就任したカマラ・ハリス副大統領が、パープルのドレスに身に包み、登場しました。
実はこれも、既に予言されていたのです。このエピソードは2000年に放送されたエピソードで、シンプソンズ家の長女がアメリカ大統領に就任するシーンが描かれています。画像を見ると、インナーの色が違うだけで、他の衣装はほぼ全て一致しています。
さらにこのエピソードでは、リサの前任の大統領はトランプだったという設定で話が展開されることから、これも現実とかなり一致しているのです。もともとバイデンおじいちゃんは歳も歳なので、任期を終えることができないとも言われていて、もしもバイデン大統領が任期を終えることができなかったら、
これはまだ見ぬ未来を描いているのかもしれません。
エボラ出血熱の流行
1997年、ホーマーの息子バートが病気になって、お母さんに看病してもらうシーンが描かれているんですね。
この時、お母さんが絵本を読み聞かせるんですけど、この絵本のタイトルが「おさるのジョージとエボラウイルス」。
エボラウイルスって、みんなも一度は聞いたことがあると思います。
それもそのはず、このエピソードが放送された17年後に西アフリカで大量の犠牲者を出したパンデミック、そのウイルスが「エボラウイルス」だから。
2015年に、世界保健機関(WHO)が発表したデータによると、感染疑いも含め28,512名が感染し、その内11,313名が死亡したというとんでもないウイルスなんですね。
このウイルスを、17年前に予言していたと言われているのが、シンプソンズです。
コロナウイルスのパンデミック
これは1993年に放送されたエピソード。舞台となるのは、アメリカのとある街、スプリングフィールド。この街には多くの住民が暮らしていて、ある日住人の間でウイルスが大流行してしまいます。
日本の工場で勤務している人物が、配送予定のダンボールに咳を吹きかけてしまい、その荷物が届いた街の住人たちが、次々とウイルスに感染してしまったんです。
感染源となったこの工場は、日本の大阪からでした。工場の従業員が咳をかけてしまうシーンで、こんな会話が描かれています。
これが、コロナを予言してると言われてるんですね。その証拠が、コチラの画像です。
このエピソードの中で、ニュース番組がウイルスを取り上げるシーンが描かれているのですが、そのウイルスの名前が「コロナウイルス」と書かれているんです。
これはTwitterなんかでめちゃくちゃ話題になって、「シンプソンズがコロナを予言してた」なんて言われてるんですが、実はこれ、完全なるフェイクです。
元のエピソードでは、このニュース番組内で放送されたウイルスの名前は「OSAKA FLU」と書かれていました。
iPhoneの登場を予言していた
1994年、ちょうどPHSが登場したくらいの時代に、シンプソンズに登場するドルフスタービームというキャラクターが、iPhoneにそっくりなデバイスを使用していました。
パッと見「こじつけだろ」と言いたくなる感じですが、コチラをご覧ください。
このデバイスのロゴは、虫に喰われたリンゴで、まだ開発されていないにも関わらず、手書き入力機能までついています。
シンプソンズのアップル製品関連はiPhoneだけでなく、FaceTimeやApple Watchらしきデバイスまで登場しています。
第1世代iPod
1996年に放送されたエピソードでは、iPodとしか考えられないデバイスが描かれたシーンが存在します。
iPodが発表されたのは、このエピソードの放送から5年が経過した2001年で、世界でiPodを知っている人なんてジョブズくらいしかいなかったはず。
しかし、これも予言を信じたい層のでっち上げで、これはインターホンとして登場したものらしいです。
音楽プレーヤーの機能は一切なかったので、おそらく偶然デザインが被っただけでしょう。まあそれにしても似すぎではありますが。
投票機の故障
2008年に放送されたエピソードで、ホーマーは投票機で「オバマ」さんに投票するつもりでした。しかし、投票機の不具合で違う候補者へ投票してしまいます。
それから4年後の、オバマ大統領選。ペンシルベニア州で選挙に参加した一人の男性が、投票機でオバマをタッチしたのに、対立候補者ミット・ロムニーへチェックが入ってしまい、投票ができないという、アニメで起きた出来事がそのまま現実で起きてしまいました。
3つ目の魚
1990年に放送された、核で汚染された水によって突然変異した3つ目の魚を捕まえて、「ブリンキー」という名前をつけたエピソード。
この放送から10年後、アルゼンチンの貯水池から実際に3つ目の魚が発見されました。この魚が釣り上げられた貯水池の近くには、原子力発電があったそうです。
コメント